ビットコインの全期間チャート|¥7→1,223万円、16年で約175万倍の歴史を実データで
ビットコイン円建て価格は2010年7月の約7円から2026年5月の1,223万円台へ、16年で約175万倍。2021年777万円・2024年初の1,000万円と山を重ねたが2018年は約-85%の暴落も。上がり続けたわけではない全期間の歴史を実データで中立に検証。投資は自己責任で。
「ビットコインの全期間チャート」を検索する人が見たいのは、たぶん一枚の絵だ。最初の約7円から、今の1,223万円台まで。16年でどう動いたのかを、いっぺんに俯瞰したい。nedanチャートの $BTC データで言えば、その倍率は約175万倍になる。2010年7月の約7円から、2026年5月24日の12,236,150円まで(※2010年は推定値、2026年5月24日のみ確報)。
ただし、この記事で一番伝えたいのはその倍率ではない。ビットコインは一直線に上がってきたわけではない、という事実のほうだ。2017年に233万円まで上がっては2018年に36万円へ(約-85%)、2021年に777万円まで上がっては2022年に230万円へ。何度も8割級の暴落を挟みながら、結果として今の水準にいる。この記事では、全期間の価格点を実データで並べ、上昇も暴落も中立に検証していく。投資は自己責任で。
ビットコインは過去何倍?──全期間の円建て価格をデータで並べる
まず結論の数字から。nedanチャートの $BTC で円建ての代表値を全期間並べると、こうなる。
| 時点 | 1BTC(円) | 2010年比 | 局面 |
|---|---|---|---|
| 2010年7月 | 約7円 | 1倍 | Mt.Gox サービス開始月 |
| 2011年6月 | 約2,500円 | 約357倍 | Mt.Gox 初バブル→ハッキングで暴落 |
| 2013年12月 | 約12万円 | 約1.7万倍 | キプロス危機・中国需要で初の12万円台 |
| 2017年12月 | 約233万円 | 約33万倍 | CME先物上場で当時のATH |
| 2020年12月 | 約300万円 | 約43万倍 | コロナ後の金融緩和で急回復 |
| 2021年11月 | 約777万円 | 約111万倍 | 当時の円建てATH |
| 2024年3月 | 1,000万円(確報) | 約143万倍 | 米ETP承認後、初の1,000万円突破 |
| 2025年8月 | 約1,820万円 | 約260万倍 | 円建て史上最高値 |
| 2026年5月24日 | 12,236,150円(確報) | 約175万倍 | 調整局面 |
出典: ねだんチャート $BTC(複数取引所の代表値ベース)。2024年3月(初の1,000万円台)と2026年5月24日(12,236,150円・みんかぶ暗号資産/bitFlyerレート)のみ確報、その他の年は各取引所の歴史的価格をもとにした推定値。
約7円が約175万倍。ピーク(2025年8月の約1,820万円)まで見れば約260万倍。数字だけ取り出すと、ほかの資産では見ない桁の上昇だ。けれど、この表をよく見ると、右肩上がりの一本道ではないことがわかる。2021年の777万円のあと、2024年3月の1,000万円に届くまでに、いったん230万円台まで沈んでいる時期がある。次はその「沈んだ年」を正面から見ていく。
上がり続けたわけではない──暴落も全部並べる
ビットコインの全期間チャートで、上昇の山と同じくらい重要なのが谷だ。$BTC のデータには、複数の大きな下落が記録されている。
| 暴落局面 | 直前→直後 | 下落率の目安 | きっかけ |
|---|---|---|---|
| 2011年6月 | 約2,500円→2ドル台へ | 大幅下落 | Mt.Gox ハッキング被害 |
| 2014年2月 | 約12万円圏→約6.1万円 | 約半値 | Mt.Gox 破綻・約85万BTC消失 |
| 2018年12月 | 約233万円→約36万円 | 約-85% | 「仮想通貨冬の時代」 |
| 2022年11月 | 高値→約230万円 | 高値から約-25% | FTX 破綻 |
| 2026年5月(現在) | 約1,820万円→約1,223万円 | ピークから約3〜4割 | 利下げ期待後退・調整 |
出典: ねだんチャート $BTC。下落率は各局面の代表値(推定値)からの概算。2026年5月24日のみ確報。
とくに象徴的なのが2018年だ。2017年12月にCME先物上場で約233万円の当時ATHを付けた直後、2018年12月には約36万円まで沈んだ。前年ピークから約-85%。当時最高値で買って持ち続けた個人は、1年で資産が7分の1以下になった計算だ。
2022年も同じ構図が繰り返された。テスラの参入やエルサルバドルの法定通貨化で2021年11月に約777万円まで上がった相場は、2022年11月のFTX破綻(当時世界2位の取引所)で約230万円台へ。野村総合研究所はこれを「暗号資産ブームの終焉を象徴的に示している」と分析している。
そして現在(2026年5月)も調整局面にある。2025年8月の円建てATH 約1,820万円、2025年10月のドル建てATH(CoinMarketCap集計で$126,198)から、円建てで約3〜4割下げた1,223万円台で推移している。「全期間で約175万倍」という数字の裏には、こうした8割級・数割級のドローダウンが何度も挟まっている。価格変動が極めて大きい資産であり、ビットコインの歴史はその事実の積み重ねでもある。

なぜこれほど動くのか──半減期サイクルと外部ショック
ビットコインの値動きの大きさには、いくつか繰り返し語られる背景がある。事実として整理しておく。
ひとつは約4年ごとの半減期だ。新規発行されるBTCの量が約4年ごとに半分になる仕組みで、過去はその後12か月で大幅上昇する傾向が指摘されてきた(2020年5月の3回目、2024年4月の4回目)。ただし「半減期があるから必ず上がる」という保証はどこにもなく、過去のサイクルが将来も同じように繰り返すとは限らない。
もうひとつは外部ショックへの感応度の高さだ。取引所の破綻(Mt.Gox、FTX)、規制(米SECの現物ETP承認・不承認)、マクロ環境(コロナ後の金融緩和、利下げ期待の後退)といった出来事に、価格が数日で2〜3割動くことが珍しくない。金(ゴールド)と並んでインフレヘッジ・代替資産として語られることが多い一方、値動きの振れ幅は金よりはるかに大きい。
この「振れ幅の大きさ」をどう捉えるかは、人によって評価が分かれる領域だ。長期で右肩上がりだったことを重視する見方もあれば、8割級の下落リスクを重く見る見方もある。どちらが正しいと断定はできない。確かなのは、過去16年の $BTC データが上昇と暴落の両方を記録しているという事実だけだ。金の長期推移と並べてみたい人は、別コラム「新NISAで金(ゴールド)に投資できる?過去53年のリターンを実データで検証」も参考になる。
ビットコインとどう関わるか──現物・CFDの選択肢
ここまでを踏まえ、ビットコインとの関わり方を中立に整理しておく。あくまで手段の事実であって、購入を勧めるものではない。
| 手段 | 特徴(事実のみ) |
|---|---|
| 暗号資産交換業者で現物保有 | 国内では金融庁登録業者(Coincheck・bitFlyer・GMOコイン等)で売買。BTCそのものを保有 |
| CFD | 差金決済。価格変動に連動するが、レバレッジによる損失拡大のリスクがある。長期保有とは性格が異なる |
短期の値動きを取りにいくならCFD、現物を手元に持ちたいなら暗号資産交換業者、という大まかな住み分けになる。ただしCFDはレバレッジがかかるぶん損失も拡大しやすい。どちらもリスクの種類が違う点に注意してほしい。いずれの手段でも、過去に8割級の下落が複数回あった資産であることは変わらない。
ビットコインの最新価格と全変動履歴は /items/btc で更新しているので、本文の数字と合わせて確認できる。
まとめ
ビットコインの円建て価格は、2010年7月の約7円から2026年5月24日の12,236,150円まで、16年で約175万倍(2010年は推定値、2026年5月24日のみ確報)。2017年233万円・2021年777万円・2024年初の1,000万円・2025年8月の約1,820万円と山を重ねてきた。だが同時に、2018年は前年比約-85%、2022年はFTX破綻で約25%下落と、何度も大きな谷を経験している。「全期間で約175万倍」と「8割級の暴落が複数回」は、どちらも同じ歴史の事実だ。
ビットコインは価格変動が極めて大きい資産であり、過去の実績は将来を保証しない。金(ゴールド)の長期推移と並べると、代替資産といっても値動きの性格がまるで違うことがよくわかる。最新価格は /items/btc にまとめてある。投資は自己責任・余剰資金の範囲で。
主な参照ソース
- ねだんチャート $BTC(複数取引所の代表値ベース。2024-03の初の1,000万円台と2026-05-24の12,236,150円のみ確報、他の年は各取引所の歴史的価格をもとにした推定値)
- みんかぶ暗号資産(bitFlyerレート提供 / 2026-05-24終値の裏取り)
- CoinMarketCap(2010年の歴史的最安値・ドル建てATH $126,198 の参照)
- 野村総合研究所「暗号資産ブームを終焉させたFTX破綻と米国利上げ」(2022年下落局面の分析)
- 米SEC「Statement on the Approval of Spot Bitcoin Exchange-Traded Products」(2024年現物ETP承認)
ビットコインは暗号資産交換業者での現物保有・CFDなど複数の手段で取引でき、いずれも価格変動リスク・損失リスクがある。本記事は特定の商品を推奨するものではなく、投資助言を行いません。投資は自己責任で。
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このコラムのよくある質問(FAQ)
ビットコインは過去何倍になった?
ビットコインが一番下がった時はどれくらい?
ビットコインはどこで取引できる?
この記事に登場する銘柄
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